一覧へ戻るいつも行っていたお墓参り【特別養護老人ホーム】2025-04-30ご入居者とご家族のお墓参りに同行させていただきました。 昨年5月にお墓参りしたときには、普通の車椅子を使用されていましたが、墓地の通路に狭い箇所があり、現在使用中のティルトリクライニング車椅子では難しいと予測されました。当日に備えて、ユニット内でティルトリクライニング車椅子から普通の車椅子へ、ふたりのお手伝いで移乗する練習をしましたが、実際には前輪を少し持ち上げる程度のお手伝いで、ティルトリクライニング車椅子のまま墓石前まで到着できました。 息子さまより、ご本人が50代のときに旦那さまを亡くされてから、毎日お墓参りに行かれていたと聞いていました。現在は息子さまが、お墓を継いで管理されており、当日も朝早くから、掃除をしてお花を供えてくださったそうです。 「お墓参りに来ましたよ、旦那さん亡くなってから毎日来てたんですよね」とお聞きすると、「そんな毎日とちゃう、あんたようするか?」と話されました。「私はようしません」とお答えすると、「なあ?」と職員の顔をご覧になられていました。「手を合わせておきましょうか」とお声をかけると、大きく頷かれ、両手をきっちりと揃えて、お墓を見つめておられました。